3Dプリンタを買い替えた話
こちらの記事を書いてから下記のようなトラブルが合り、最初はこういうのも勉強になると思いつつ直していたのだけれども、やはりストレスのたまり具合が半端なかった。
- 熱センサーの故障による誤作動
- エクストルーダのノズル詰まり
- 大きな動作音
- むき出し配線により、ショートしてケーブルが焦げる
そしてついに、ターボファンが動かなくなってしまったので、ファンか基盤を交換すれば治る話ではあったのだが、もう疲れてしまったので、日本で限定48台のxyzプリンティングのダヴィンチJr 1.0A Proを購入した。
既成品だけあって組み立て済みの状態で届き、セットアップは30分程度で終わった。4つ程印刷してみた結果の所感を下記に記す。
Good
- フィラメントがオートロード・アンロードできる
- フィラメントにチップがついており、残りの量が印刷ソフトで把握できる
- オートキャリブレーションがついている
- 筐体内にフィラメントが収納できる
- 筐体内を照らすライトが付いている
- 管理ソフトウェアからファームアップデートが可能
- エクストルーダを別売のレーザーモジュールに取り替えると、レーザー刻印ができる
- ベッド部分がガラス製で、簡単にとりはずせる
Bad?
- 大きい
- フロントのパネルを上に上げきるには、倍の高さが必要なので、設置場所が限られる
- ヒートベットじゃない
このようにGoodポイントの連発だった。キャリブレーションのおかげか、特に印刷ミスもなく印刷が行えるのはとても素晴らしい。
印刷ソフトウェアのバージョンを上げたら表面アイロンなる謎の機能がついていたので、後ほど試してみようと思う。つるつるになるのだろうか。
ハーバリウムを作ってみた話
今回は簡潔に。
記録には残していなかったのだけれども、ハーバリウムの1回目はもげマイクロのお墓を作った。
もげマイクロがとってあったから、ハーバリウムの中に入れてお墓にした。
— ginsuke (@ginsukeMonitor) January 19, 2019
ありがとう。これから君はインテリアだ。 pic.twitter.com/VDIPy18xhP
今回の瓶はAmazonでスキットル型の瓶を買ったのだけど、5個入りだと思っていたら9個入りだったこともあり、気がついたら大量に作ってしまった。。。
ハーバリウム自体は瓶にドライフラワーを詰めて、シリコンオイルかパラフィンオイルを流し込めば完成なので短時間で大量にできるのが良い。
ただ、調子に乗って作りすると、部屋に飾る場所がなくなっていくのが難点だろうか。
青いレジンで木と組み合わせたパームレストを作ってみた話
レツプリにピッタリ合うパームレストを探していたのだけれど、見つからないので(ry
材料と木材
この記事とほぼ同様の材料。
今回は宝石の雫のシアンを混ぜて作った。レジン150gに対して3-4滴入れている。
木材は前回の木材の端材を使用した。
作成工程
作り方も前回と一緒。
型枠
100均一で買ってきたプラバンを、同じく100均で買ったグルーガンの素で固めて作成。
型から剥がしてヤスリがけ
120, 240, 400, 800, 1200, 2400までヤスリがけしたところ
レジ分部分仕上げ
コンパウンドの3000, 7500, 9000, ピカールの順に磨いていく。 右手のレジン部分に白い丸があるが、これは気泡を削った部分。気になったので240番のヤスリで削り取ってまたヤスッた。
木材部分をBRIWAXで仕上げ
これで少し色が濃くなる。
感想
GoodPoint
- 2液レジンは2回目なので、割と手慣れてきた感がある。
- 木材の場合はクリアで作るよりも、少量の色つきレジンで作ったほうが完全な透明にしなくてもまぁ許せそう。
BadPoint
- 今回もレジ分部分に気泡が生まれてしまった。気泡部分をヤスリで削ると丸い穴になってしまうため、次回作ではこの気泡をなんとかしたい。
- 投入の際に一気に入れたせいで、ヒートガンを当てても奥の方まで熱が行き渡らずに気泡が消しきれなかった
- 木材自身に刷毛でレジンを塗って固める工程を飛ばしたせいで、木材からも気泡が生まれてしまった
- リューターで仕上げ部分を磨いていく時に、適当に擦り付けていたら誤って金属部分をあててしまい傷ができたことが2 回あった。。。
レジンで木と組み合わせたパームレストを作ってみた話
レツプリにピッタリ合うパームレストを探していたのだけれど、見つからないので作ってみた。
材料
- クリスタルレジン
- 木材
- 型整形用のプラバン
- グルーガン
- 耐水の紙やすり(#80, #240, #400, #600, #1000,#2000)
- コンパウンド(#3000, #7500, #9800)
- 仕上げ用ピカール
- BRIWAX
木材の調達
新木場にあるガチの木材ショップ「もくもく」 でカリンの表皮付き板を購入。厚みを15mmにするのがちょうど良さそうだったので、引き割り加工で2つに分けてもらった。
作成
位置決め
型作成とレジン投入
レジンは2液性レジンを片手で150g 程度使用。 プラバンをグルーガンで固めて型を作ったのだけど、何故か毎回漏れてくる。。。なぜだ。。。
表皮近くの部分は隙間ができているので、ここにもちゃんとレジンを流し込んだ。穴が裏まで通じていて、そこから裏面までびっしりレジンがついてしまったのは良い思い出。
型を剥がし、整形
この後、レツプリの幅に合わせてノコギリでカットし、#80 - #2000のヤスリで磨き、コンパウンドで磨き、レジン部分をピカールで磨く。ここが一番つらい。
80 で削る部分はサンダーを使って一気に削り、徐々に細めのヤスリに変えて傷を消しながら安っていけば良い。
ピカールで仕上げる部分は楽をしようと思ってリューターを買ってきたけど、手でやったほうが綺麗だった。。。残念。
最後に、白くなった木材部分をBRIWAX で色をつけて完成。
完成
感想
2液レジンでの工作は今回が初めてなのだったのだけれど、作る量が多いためか巷で言われているような0.01g単位の計量は不要だった。(ちゃんと計測した方がもちろん良いと思う。) あと、木材からでた気泡が入ることもわかったので自体はもう少しきれいに作れると良いな。
43インチモニタ導入におけるデスクの奥行き問題を解決した話
43インチ4Kモニタを採用して半年が経とうとしており、巨大なディスプレイ環境と高スペックなMacbookProは自宅環境における作業効率を飛躍的に向上してくれたことは間違いない。
ただ、唯一の物理的な課題が立ちふさがった。ディスプレイが大きすぎて視野に入り切らないのだ。
課題:デスクの奥行きが 75cmでは足りない
以前のデスクは、IKEAで購入した幅1600 x 奥行き750 の大きめのデスクなのだが、奥のギリギリの位置までモニタを移動しても足りなかった。
試行錯誤の結果、モニターから眼球までの距離で95cmぐらいあるのが丁度よいことがわかった。
奥行き1m程度の天板を確保しようとするともうダイニングテーブルの天板クラスになってしまい、材木屋さんで一枚板を作ってもらおうとすると結構なお値段になる。
また、結構な重量になって模様替えの際に移動がとても大変なサイズになり、一人ではとても運べないだろう。。。
方針:キャスター付きデスクを分割する
悩んでいたら、位置調整が大変ならキャスター付きにして好きな距離に調整すればいいじゃない、という天啓を得た。これがモニター奥行き問題の解決策である。
モニター台の作成
枠は2x4とシンプソンの金具で組み上げ、天板は1x4を用いた。キャスター付きである。 塗料は枠は黒で、天板はBRIWAXのジャコビアンといった、以前作成したウォールシェルフと合わせた。
下段にはPhilips Hueを入れたランプとPS4。上段には4KモニタとAppleTVを設置した。
上段の天板の裏にOAタップを取り付けていて、電源はここから取得するようにしている。
デスク
メインのデスクも移動できるようにIKEAのLINNMONにキャスター付きの足を組み合わせたものを用意した。そして天板の裏にSIGUNUMを取り付けてこちらもOAタップをおいてある。
普段はL字型のデスクにしている。モニター台はキャスター付きなので、近くまでもってきてAppleTVで動画を流しながらMacbookPro15インチだけで作業したり。
大きな画面が欲しければ、ディスプレイに近づけて作業したりしている。
結論:キャスター最強説
今回はモニター台とデスクをキャスター付きにしたので、部屋の中の好きな位置に設置できるようになった。
好きなスタイル、好きな距離でそれぞれのコンポーネントを接続することができるようになったので、デスクの奥行き問題の解決ができただけでなく、気分転換もしやすい環境が構築できた。
快適すぎてこの環境からもう抜け出せそうにないのが欠点かな。。。
Let's SplitとHelixPicoのバンパーを作った話
久方ぶりの投稿は、一月ぐらい前に作って放置していたバンパーの話。
モチベーション
- サンドイッチプレートはホコリが入るので掃除も面倒だしとても気になる
- ホットスワップ対応の弊害により、強度が低下するので補強する
Let's Split
このように、トッププレートとボトムプレートを接合する金属パーツを中に埋め込めるように、サイズを図ってモデルを作成した。 ノギスを購入していなかったので、ただひたすら巻き尺で図り手書きで図面を引いて、よくわからないままFusion360を触って作ってみた処女作。
ノギスがなかったのでうまく穴の位置が調整できなくて、8回ほど試し刷りをした。。。
Helix Pico
Let'sSplitのときの教訓を生かし、ノギスとFusion360の本を購入。 四角いパーツを作成するぐらいならサクサクできるようになったので割と簡単にモデルが作れた。
ただ、右手と左手用でシンメトリーになっていないことに気が付かずに印刷をかけた結果、微妙穴がズレているものが出来上がったので、こちらも数回作り直している。
所管
今まではホットスワップ化は必須だと思っていたけど、これからはちゃんとキーボードも見た目重視で包まれている感を出すべきだと思うようになった。
ホコリも入らないので最高。
あとは、サイズを図ってワンオフで作っているので、完成度が高いのが良い。
stl ファイル
Let's Splitのミドルプレートはリポジトリに保管済み。HelixPicoのはまだ保管してない。 github.com
RGBバックライト付きのHelix Picoを組み立てた話
Maker Faire Tokyo 2018に行ったら、遊舎工房さんのブースでHelix Picoのキットが販売されていたので買ってしまった。
Helix Pico
キット
ワインはキットに入りません。が、この中に両手分のネジ、ケース、PCBが入っています。とても薄いのがわかります。 ブースで最初見たときに、片手分のセットだと誤認してしまいました。。。
組み立て〜点灯試験
RGBバックライト
RGBのLEDは下記のように取り付ける。200℃以下でのハンダごてでの実装が求められているので、壊さないように注意 github.com
RGBの点灯試験は下記のreadmeに記載がある通り、rule.mk上で有効化しないといけない。ProMicroに焼かれているファームウェアでは有効化されていないことに注意。
github.com
左右両方のProMicroにファームを焼き込むと、RGBバックライトが点灯する。
レツプリとの薄さ比較
これを見るとPicoの薄さがよく分かる。3Dプリンターで枠を作ってホコリが入らないようにして持ち歩けるようにしようかな。