ALUNAR M508という3Dプリンターを作った話
ふと、3Dプリンターが欲しくなり、あまり調べずにAmazonのセールでフィラメントが一つ無料になるようだったので、ALNARのM508を買った。
作りたかったものはキーボードのケースがメインなので、 20cm x 20cm x 5cm ぐらいで印刷できれば十分そうだと買うときに適当に考えてポチったのだが、組み立ての際にこの商品では対応していないポイントがいくつかあったでこれから買う人向けに情報を残しておく。
満たしていないだけであって、特に印刷ができないといったことはないので安心されたし。今すごい楽しみながら、色々なものを印刷している。
M508を買う前に認識しておくべきこと
- XYZ軸方式のため、場所をとること
- 組み立てにくいこと
- プリント台とヘッドの調整が大変
- Macに優しくない
場所をとる
設置場所としては、50cm四方の立方体の空間に加えて、フィラメントを置く場所が必要になる。3本のZ軸方向だけでプリントヘッドが動くタイプのプリンターが売っているので、そちらを買う方が省スペース。
組み立てにくい
キーボードを組み立てているので、アクリルに保護シートがはられているのは重々知っているが、キーボードのケースレベルのパーツの数ではないので剥がすのに一番時間がかかった。
また、日本語のインストールマニュアルがなく、PDFになった英語のマニュアルしかないので、訳すのが面倒。あと、マニュアルはあくまで補助なのかと思うほど、組み立て解説動画にしか出てこない組み立てパーツとかがあった。
日本のタミヤのような説明書を期待してはいけない。OSSのキーボードのビルドログを読みながら組み立てる気持ちでいれば問題ない。
プリント台とヘッドの調整が大変
5時間ほどかけて組み立て終わった後に電源を入れて、一番最初に愕然とするのはプリントがうまくいかないことだと思う。
正直なところ、ホットベッドが水平かつ、プリントノズルとの隙間が0.1mm以下でなければならない。といったことが正しく認識できるまでに何度もテストプリントを繰り返した。
説明書にはホットベッドのネジの出っ張りは4mmにして、プリントヘッドとの間は1mmにして、A4用紙1枚ぐらいの隙間にしろと書いてあるのだが、意味がわからなかった。
今の自分の認識を完結に記載すると下記。ユーザが調整する動線を意識してこう書いていたのだろうと推測できるけど、結果から書いてほしかった。。。
- ホットベッドは水平にする必要がある
- ホットベッドとプリントヘッドの間は0.1mmである
オート調整できる製品なら、ここまでの苦しみを味わうことはなさそう。
Macに優しくない
テストファイルの印刷が無事終わり、では好きなものを印刷しようと思ったときに行き詰まった。付属のアプリはWindows用しかなく、Macで何をしていいのかわからず手探りで進めていった。。。
Ultimaker Cura に行き着くものの、Cura自体のバージョンが上がっており、初期設定的に何を入れていいのやら状態だった。
この点については解決しているので、後続の人たちが迷わないように別に記事を用意する。
乗り越えた先に
今までにない物体を印刷する体験が待ってる。ぜひ一台は買うべき。