ダヴィンチJr 1.0A Pro のレーザーモジュールを購入した話
今年の4月に3Dプリンタを買い替えた。 hidekingerz.hatenablog.com
レーザーモジュールを追加で購入するとレーザー刻印できるモデルなのだが、モジュールが在庫切れでずっと購入できなかったのだが、夏頃に入荷すると聞いておりずっと待っていた。 先日ようやく入荷したので購入。本記事でレビューを行う。
レーザーモジュールの取り付け方
da Vinci Jr. 1.0A Laser Engraver Module Installation and Introduction
なお、この動画内で紹介されているガイド紙の所在が不明なため、xyzprinting 様にて台湾の本社?に確認頂いている最中。
印刷
アプリとしては XYZengraver を使うわけだが、刻印のモードとしてはベクターとラスターの2つがある。 今回試したのはラスターだが、初期値で十分綺麗に印刷できた。
ProCreateで作成したロゴを3cm四方のサイズにして印刷してみた。大体15分ぐらいで印刷が終わる。 0.5mm ぐらい削れるのでちょうどよい。
注意点としては「刻印=焼きつけ」なので結構匂いがでるのと、終わったあと触るとススがつくので綺麗に拭き取る必要がある事に注意。 あと、A4用紙は焼き切られて穴が空いたw
位置決めの方法
- 本番の材木に刻印する前に、A4用紙を適当に切り、木材の大きさにケガキしておいて実際に印刷をかける。
- 紙に刻印されるので、問題なければケガキの上に木材を置いて本番の刻印を開始する。
このとき、下記のなぎ倒される問題が発生するので、回避すること。
Bug or Spec? により厚みのある刻印対象がなぎ倒される問題。
バグなのか仕様なのかよくわからないのだが、ヘッドが低位置にある状態で印刷を開始すると、そのままの高さでプリントベッドの中央に移動してキャリブレーションを行う動作をする。
これにより、革とか紙とか薄いものを印刷する場合は影響ないのだけれど、木材のようにある程度厚みがあるものを設置していると、移動時に軒並みなぎ倒される。
主に低位置で印刷が開始するケースとしては以下の通り。
- プリント位置をチェックするためにA4用紙に試しで印刷。
- 位置を把握したため、刻印をキャンセル。(ヘッドが低位置となる)
- ベッドに木材を設置。
- 本番の印刷を開始。
- キャリブレーションにより、なぎ倒される。試し印刷でセットした位置決めの紙も合わせてなぎ倒される。。。
という動きをすることがわかった。
このため、3のタイミングでヘッドのZ位置を筐体の半分以上、上に移動することで状況が回避できる。
いつかファームウェアをアップデートすると直るといいなぁ。
総評
位置決めの面倒さはあるが、正確に利用するためにはケガキを利用すればキレイに刻印できるので実用上問題ないレベル。 ソフトウェアも複雑なものではなく、初期値で十分にキレイな刻印ができるため、とても気に入った。
アタッチメントの交換もすぐにできるので、別にレーザー刻印機を買うよりも便利だと思う。