QNAPのNASを導入した話
写真データのバックアップは、ESXi上に作成したファイルサーバで単純なファイル保管を行っていたのだが、QNAPのNASが高機能低下価格なので買ってみた。
今回は、NASの導入にあたって感じたメリット・デメリットの所感を書く。
TS-231P & WD RED 4TBx2 の構成か、TS-451P & WD RED 3TBx4 の構成化最後まで迷ったが、設計してみると4TBを分割したボリュームがちょうどよいサイズだったのでいまいまは良かったはず。
5年後ぐらいに見直しをかけようかな。
買ったもの
TS-231P
QNAP(キューナップ) TS-231P 専用OS QTS搭載 デュアルコア1.7GHz CPU 1GBメモリ 2ベイ ホーム&SOHO向け スナップショット機能対応 NAS 2年保証
- 出版社/メーカー: QNAP(キューナップ)
- 発売日: 2016/12/09
- メディア: Personal Computers
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今回、導入にあたって4ベイか2ベイで悩んでいたのだがちょうどタイムセールで3000円オフになった間があったので2ベイを買った。 ボリュームが複数作れるので特に問題はないが、欲を言えばストレージプールを複数作って完全にESXiのデータストアとファイルサーバを分離したいという思がある人は選択肢は4ベイ以上になる。
WesternDigital の NAS用4TBディスク x2
WD HDD 内蔵ハードディスク 3.5インチ 4TB WD Red NAS用 WD40EFRX-RT2 5400rpm 3年保証
- 出版社/メーカー: Western Digital
- 発売日: 2016/12/03
- メディア: Personal Computers
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定番らしいのでこれを買った。
GS108E-300JPS
NETGEAR スイッチングハブ ギガビット8ポート/金属シャーシ/VLAN QoS IGMP/外部電源/ファンレス静音設計/省エネ/無償永久保証 GS108E-300JPS
- 出版社/メーカー: ネットギア
- 発売日: 2014/11/01
- メディア: Personal Computers
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NASの接続に現在の5ポートのギガハブではポートが足りなかったので、8ポートのものに増設するために購入した。 VLANが切れるモデルのため、あとでNW設計を見直して綺麗にNWを分割したい。
メリット/デメリット
メリット
機器の設定だが、ある程度広く浅いストレージ周りのリテラシーがあれば、特にマニュアルを見ることもなくWebポチで設定できるのも良かった。正直Linuxサーバでファイルサーバ作るよりも、この製品買うほうが良い。
- ファイルサーバとしての使いやすさ
- ファイルの健全性担保
- ウィルスチェックのジョブが作れる。
- マルウェアチェックのジョブが作れる。
- NAS自体のバックアップ
- スナップショットレプリカ
- リモートレプリケーション
- LUNバックアップ
- 監視
- QNAPアカウントとIFTTTを紐付けることができるので、ストレージの監視をIFTTTで利用できるサービスで行うことができる。
- iPhoneに通知させることができるので便利。
- QNAPアカウントとIFTTTを紐付けることができるので、ストレージの監視をIFTTTで利用できるサービスで行うことができる。
- スナップショットが取れる
- 今回はディスクサイズの関係で利用していないが、スナップショットが作れるのでもし誤ってファイルを消してしまったとしても復元できる。
デメリット
- 一番最初に作成するボリュームがシステム領域になる模様
- デメリットと言うよりは単純なマニュアルの説明不足。この仕様を知っていれば、最初のボリュームは最小で切って、本番利用するボリュームは綺麗にできたものを。。。
- メモリが1Gでは足りないシーンがある。
- ウィルスチェック系の処理を走らせると、どうしてもメモリ使用率が上昇する。足りない人はメモリを追加したほうがいいかもしれない。
- マウントポイント名が後から変更できない
- ボリュームを作成してから、その上にFileStationでマウントポイントを作成するのだが、一度作成したマウントポイントの名前を変更する方法が見つからなかった。一度Backupというポイントを作成し、ファイルを置いてからよくよく考えるとBackupじゃなくてDataだよな変更しよと思い至っても、変更する方法を見つけることができなかった。おそらく新規・削除で対応するのだろう。不便だった。。。
- 後から見つかった。FileStationで共有フォルダを作るものとばかり思っていたが、大本の管理はコントロールセンターの共有フォルダだった。(機能が多すぎて見つけられなかった。。。)
- リアルタイムトランスコードできない
- なので、スマホで再生する際は結構ギリギリ。録画後にmp4に圧縮するかなぁ。。
セットアップ時のメモ
今回は3.6TBの内訳を以下の構成にした。限界までボリュームにはファイルを置く設計したので、スナップショットは作れない。
ストレージプール | ボリューム | 容量 | 利用用途 |
---|---|---|---|
Pool1 | File | 1TB | ファイル置き場 |
TV | 1.5TB | 録画ファイル置き場 | |
TimeMachine | 750GB | Macのバックアップ | |
未アサイン | 350GB | 何かあったとき用 |
Adobe Lightroomの注意点
今まで知らなかったのだが、AdobeのLightroomはカタログファイルだけはNAS上に置くことができない仕様だった。 このため、以下のように棲み分けている。
対象ファイル | NAS保管 | 保管方法 |
---|---|---|
カタログファイル | NG | TimeMachine |
スマートプレビューファイル | OK | NAS |
プレビューファイル | OK | NAS |
写真データ | OK | NAS |
DLNAで、Bravia経由でTSファイルが再生できなくなった。
原因はまだわかっていないが、TSファイルを再生しようとすると対応していません。と再生を拒否されてしまう。 これは、録画サーバのubuntuでDLNAを作ってやれば解決できるが。。。