キースイッチをホットスワップできて、ProMicroも交換できるNyquistを組み立てた話
先日、キースイッチをホットスワップできるNyquistを組み立てた話を書いた。
hidekingerz.hatenablog.com
今回はこれに加えて、ProMicroをはんだ付けせずに交換できるようにした。写真は完成した2セット分のNyquist。
ビルドログ
Nyquistなので、下記の公式を参照のこと。
Nyquist · Keebio Documentation
主要コンポーネント
Mill-Maxソケット
キースイッチが60個あるので120個必要だった。Let's Splitのほうがエコではある。写真のように、スイッチプレートに嵌めたスイッチにソケットを指す。
その後、PCBにはめ込み、ソケットをはんだ付けすれば良い。
なお、ハンダを盛りすぎてソケットの中に入れないように注意すること。
ProMicro
スプリングピンヘッダ
スプリングピンヘッダはここで購入することができる。
yushakobo.jp
ProMicro側は綺麗にハマりある程度抜けない状態にはできるが、NyquistのPCB側のスルーホールは経が大きく、スカスカだったのではんだ付けして固定した。
保持力
肝心の保持力だが、PCBやProMicroにはんだ付けしているわけでは無いので、がっちりと保持しない。むしろProMicroのコネクタにケーブルを指しただけで外れてしまうレベル。 保持力の強さで言えば、Let's Splitに取り付けたHoltiteのほうが保持力が強かった。
しょうがないので、底板を取り付ける際にゴム足がProMicroを支えるように貼り付けたらちょうどいい感じだったので、当面これで行くことにした。
ProMicroとケースの底板の干渉対策
Mill-Maxソケットを実装すると、基板から少し飛び出るのでNyquistのケース付属のスペーサーでは干渉してしまう。
このため、11mmのスペーサーを別途購入し取り付ければ良い。手持ちになかったので、標準でついてきたスペーサーに更にスペーサーを追加している。
総括
Nyquistは格子型配列のキーボードとしてはサイズや形的に一番気に入っている。
Let's Splitも小さくて気に入っているのだけれど、パスワードを入力をする際にどうしても数字や記号が打ちづらく感じていたので、Nyquistがちょうど良さそう。
オープンソースではないので、ケースがサンドイッチタイプのものしか無いのが難点かもしれない。
なお、親指をうまく使うという観点で言えば、Helixが良さそうなのだけれど、Ergodox-hsもあるし使い分けていけば良いのかなという気がしている。しばらくは両方使ってみて格子型配列じゃなければどうしてもだめという感覚になったら、Helixを買おうかな。